病院長あいさつ
About Shinbeppu Hospital
新別府病院のホームページへアクセスいただき有難うございます。
平成31年4月1日に中村前病院長の後任として病院長に就任しましたのでご挨拶申し上げます。
新別府病院は昭和30年12月に国家公務員共済組合連合会により設立された病院です。当初は結核専門病院でしたが、
昭和55年一般病床に変更され、地域住民の皆様にも開放された一般病院になっています。
昭和59年には県北として初めて脳神経外科が開設され、脳血管疾患の手術に対応できる病院になりました。
昭和62年にはシネアンギオ装置を導入し、県下でもアルメイダ病院に次ぎ2番目に冠動脈造影検査を行えるようになり、
経皮的冠動脈形成術も開始しています。昭和63年にはMRIを県下でもこれも2番目に導入し、脳血管疾患のみならず
広い分野で診断に寄与できるようになりました。
脳血管障害、脳卒中、冠動脈疾患などの救急疾患に対応してきましたので、平成23年からは新型救急救命センターを
立ち上げ、三次救急指定病院として別府市のみならず二次医療圏の救急医療を担っています。
現在では年間3,000台近くのの救急車を受け入れています。急性期病院として別府市のみならず、杵築、日出、国東の
二次医療圏の医療を担っています。
また、地域の中でも専門性の高い医療も行っており、消化器内視鏡治療も昭和の時代から別府市内でも数多く行う施設で、
現在も内視鏡検査・手術を多数行っています。平成17年には整形外科の中に人工関節センターを立ち上げ、人工膝関節置換術、
人工股関節置換術の特化した診療を行ってきており、人工膝関節は大分県下でもトップの症例数を行っており、
長期成績も良好です。
栄養サポートチームも平成16年から稼働しており、高齢化が進む社会情勢に対応し、入院時のみならず退院後の栄養摂取に
も対応しています。NST専門療法士認定教育施設でもあり、県内外の多くの修了生を育成しています。
平成7年からは糖尿病教室を、平成18年からは転倒予防教室を地域の住民の方々を対象に開催し、地域の方々の健康を
維持する活動も行っています。
災害医療に関しましても、平成9年に災害拠点病院に指定され、平成17年にはDMAT(災害派遣医療チーム)を編成し、
2011年の東日本大震災には当院もいち早くDMATを宮城県に派遣し、被災者への診療を行うなど救護活動を行いました。
2016年4月の熊本地震でもただちにDMATを派遣しました。南海トラフ地震などの大規模災害にも備え、訓練も行っています。
平成27年には耐震基準を満たした新病棟も完成し、快適な環境での入院生活も供給できるようになりました。
新別府病院の理念はScience & Humanity(科学する心と人間愛)を掲げており、これからも絶えず進歩する医療技術・知識
に対応する努力を惜しまず、患者さんに深い愛情をもって診療を行っていきます。

病院長 泊 一秀
平成31年4月1日