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病院長あいさつ

About Shinbeppu Hospital

新別府病院のホームページへアクセスいただき有難うございます。

 新別府病院は一昨年の8月に新病棟のA棟が、昨年10月にはB棟が竣工しました。今年6月には外来診療・管理棟の改修工事が終了して、3年半に及ぶ一連の病棟新築および一部改築・改修工事がすべて完了しました。
正面のエントランスホール前と裏には芝生を敷いた大きなスペースをとっています。患者様からは「一部駐車場にしては」とのご意見もありますが、新別府病院は救命救急センターを有し“災害拠点病院”でもあることから大規模災害や多数傷病者発生時における被災者の方々の避難場所としてこのスペースを確保しています。
エントランスホールからエスカレーターで上がって頂くと左側が外来診療部門、右手が入院病棟になります。売店前にはすこしスペースをとって椅子、テーブルを配しています。ここでは患者様やご家族の方が談笑なさったり食事をしたりと大変有効に活用されていると思います。当初よりそのような思いからこの場を設けさせて頂きましたので大変うれしく思っています。
出来上がってから解ったり、気付くことも多々あり皆様にはご不便な思いもあるかもしれません。職員やご意見箱に皆様のご意見やアイデアを頂ければ幸いです。宜しくお願いします。

さて、我が国の医療はいま、大きな転換点を迎えようとしています。高齢者社会を迎え社会保障費の増大は避けられず、また新たな治療法や薬剤の開発・出現による医療費の自然増は“その恩恵”に与るとすれば致し方のないことです。一方、国の借金は一千兆円を超え、経済不安から消費税増税も先送りされ財源の確保が懸念されます。先行き不透明ですがTPPが導入されると、外資の参入により我が国の医療保険制度(特に世界で最も素晴らしいと言われる国民皆保険制度)がどうなるのかの議論は十分ではないように思います。その様な現状では、これからは今ある資源を有効に活用・利用する以外に道はありません。 国は医療費抑制(削減ではないと思いますし、抑制というより医療費の適正使用と考えた方が良いように思います)のためにさまざまな施策を進めています。皆さん方にはまだまだ馴染みの薄いものかもしれませんが、「地域包括ケアシステム」が制度として整備されてきます。これは入院医療を抑えて地域で高齢者を支えようというものです。“患者の切り捨てか”と理解されるかたもおられるかもしれませんが、考えてみればどのような社会生活を送るかという視点からは素晴らしいものではないでしょうか。説明がまだまだ不十分なこともあって理解が進んでいませんが、このような問題は国民のすべてが自分のこととして考えることが極めて大切かと思います。
国民皆保険制度は持続されければなりません。我々医療の現場に身を置くものとしては社会資源である医療を地域住民の皆様のために提供することが使命だと考えています。
これからも「新別府病院で診てもらってよかった、新別府病院に入院してよかった」と皆様から言っていただける医療を行います。 「医療」は、デパートや商業施設とおなじで商品(最適な医療)を皆様に提供するサービス業です。しかし健康であれば病院にかかる必要はありません。病気にはならないことが大切なことですが、もし健康を害して医療機関を受診しなければならないときに「新別府病院」を受診して頂ければ幸いです。

新病棟イメージ


病院長 中村 夏樹

平成28年12月

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